2004年1月17日(土)今年初めての山遊びである。今日の予定は石川県は小松市にある動山(ゆるぎやま)に登山し、山頂の非難小屋で焼き鳥宴会をし、下山してから貸しロッジですき焼き宴会をするという、我が登山同好会の新年会コースである。天気はこの時分に珍しく晴れ、絶好の登山日和である。午前10時半頃登山口に到着。登山口には「弘法の水」と言う名水が出るため、雪道には既に何台ものタイヤの跡が残っていた。その名水を少し口に含んで登山スタート。
  
 山頂の非難小屋で炭に火をおこすため先発隊として、師匠がスタート。すると師匠が私に「付いてこい」との事…。体力に自信のない私は不安でいっぱい。「まあ夏場だと1時間のコース、標高600m位の山だから問題ないか!」と、自分に言い聞かす。登り始めはあまり雪が積もってなく、登山靴とスパッツで進んだ。そして暫くしてからカンジキを履いた。
  
 登り始めてから20分ぐらい経っただろうか、師匠に遅れないよう必死に付いて行くと、汗が滝のように流れ始めた。夏に登山している時と、差ほど変わりがない。長袖の少し厚めのアンダーウェアーと、ポリエステルの半袖Tシャツと、ゴアテックスのレインウェアーといういでたちだが、とにかく暑い。ザックのサイドポケットに入れてあるタオルを、師匠から遅れない様登りながら取り出し、汗を拭い胸元のジッパーを下げた。
  
 少しずつ遅れ始めた頃に展望台に着き、初めての休憩を取った。その場所はベンチがあるという場所ではないが、視界を遮る木々が無く近くの山から遠くの山々まで、綺麗に見渡せる正にビューポイントであった。その場所でデジカメで画像を撮った後、汗をしっかり拭い、レインウェアーのジッパーを外し、袖をまくり、手袋をザックに閉った。これで暑さ対策は万全。暫く休んでいたが残りのメンバー4名が登ってくる気配なし。
  
 山頂まで残り400mと書いてある看板の近くで、師匠が先に行く事になった。(やっぱり付いて行けなかった)残りのメンバーを待ちながらゆっくり登ることになった。デジカメであっちこっちと画像を撮りながら、かなり気持ちが良かった。そうこうしている内に山頂に着き、暫くの間360度の雪化粧を堪能していた。山頂の非難小屋では既に師匠が炭を起し終わっおり、10分ほどで残りのメンバーが到着。焼き鳥パーティーの開始だ。
  
 備長炭で焼く焼き鳥の味は絶品だった。しかし雪の積もった山頂での炭火は有り難い。部屋の中でロープを貼り、汗で濡れた服を乾かすのにも役立つし、何より暖かい。宴もおおいに盛り上がっている時、師匠の登山友達も1名合流。再度乾杯!2時間以上も宴会が盛り上がり、最後に皆で雪景色をバックに記念撮影をした。さすがに山に精通した方ばかりで、山のピークを指差し山の名前を当てていた。
  
 登りは1時間半程かかったのに、下山は何と30分で降りてきた。ほとんど滑り落ちてきたような…。おそらく雪の無い時期より早い。自分としてはデジカメを構えながらもっとゆっくり降りて来たかったのだが…。正直足が攣りそうだった。(恐るべしメンバー)
 登山口から程近い貸しロッジは想像していたより立派で、畳も引いてあり、ガス、水道、電気、ストーブ、流し台、トイレ付きで、八角形のウッディーな建物だった。
  
 荷物を片付け着替えを済まし、すき焼きパーティーの始まりだ。宴会も盛り上がり、話も盛り上がり、いよいよ今年の行動予定の計画となる。今年の大きな行事として、金沢の奥にある幻の滝を見に行く計画が上がった。昨年から話は出ていたが、いよいよ話が本格化していった。師匠が過去に幻の滝まで行った写真も見せてもらった。私が1番気になっている岩魚の話は「釣れる時は尺物入れ食いだし、釣れない時は全然」だそうだ。これは期待して良いのか悪いのか?
  
 それにしても寒い日だった。ストーブ2台でもまだ寒い。トイレで外に出ると、満天の星だった。そこで寝る時、以前何かの本で読んだように、アルミの水筒の中にお湯を入れシュラフに入れた。足元が暖かく極楽だった。ぐっすり睡眠をとり目覚めてから昨日のすき焼きの残り等で朝食を取り、それから暫くすると日が昇り、素晴らしい快晴となった。なんとも楽しい雪山新年会だった。