以前より機会があったら真冬の上高地に行ってみたいと思っていた。上高地には今まで4度ほど訪れたことがあるが、訪れるたびに新たな感激があった。また雑誌に載っていた真冬の上高地スノーシュートレッキングを見て、行きたい気持ちを抑えきれずにいた。そんな昨年の秋、地元金沢の旅行会社が企画する「上高地スノーシュー」を見て、一緒に行く友達は居なかったが「自分で雪道を運転する事無くお気軽だ!」と、そういうノリで思わず申し込んだ。

釜トンネル入り口付近の岸壁に張り付くツララ




釜トンネル出口付近
トンネル内はかなりの勾配だった



真冬の上高地は意外と人が多い


明神岳をクローズアップ
 1月30日午前5時45分旅行会社前を出発。このような企画は普通それ専門のツアー会社が企画するものだが、ごく普通の旅行会社では珍しい。バスに乗り込むと、元気なオジサン、オバサンで一杯だった。(そういう私もオジサンだが…)平湯温泉付近になると道路も凍結し外気温表示もマイナス6℃となっていた。午前10時釜トンネル前に到着。トンネルの入り口で現地ガイドさんより、それぞれスノーシューを受け取り、説明を受ける。(私はマイスノーシュー、昨年アルペンで購入)その後暗い釜トンネルの中を進む。思っていたより勾配があり、先頭のガイドさんに必死に付いて行く。
 トンネルを抜け暫く進むと焼岳が見えてきた。その雄大さを見たとき「一人ぼっちの参加でも来て良かった」と感激!


釜トンネルを抜けると直ぐに雄大な焼岳が見える



大正池にて。静かでした!



霞沢岳、山の形が異質ですね

大正池から焼岳を望む。頂上付近は嵐だったとの事

 大正池を見ながら進むと穂高連峰〜明神岳が見えるビューポイントがあった。冬の天気は何時崩れるか分からないと、スノーシューで歩きながら必死にデジカメのシャッターを切る。団体行動であまり好き勝手に立ち止まれないと云う事と、手袋を外すと寒さのため指がスムーズに動かないのとで、思うようにデジカメ操作が出来なかった。大正池湖畔に下りて、少しの間自由行動。それぞれ記念撮影タイム。大正池、立ち枯れの木、焼岳、明神岳、それぞれ絵になるポイントだ。
 さらに田代池方面に向かうと木々の間から霞沢岳も見え始める

霞沢岳、段々天気が下降気味



西穂高から焼岳に向かう山並みでしょうか?




穂高連峰、明神岳をクローズアップ



梓川から明神岳を望む
午後からは天気が下降気味で穂高連峰が薄っすら

 田代池あたりで正午となり昼食をとる事になった。歩いている内はさほど寒さは感じなかったが、立ち止まりじっとしていると凍えそうなほどだ。弁当を食べようとするのだが思うように指が動かない。ほとんどかき込むように口の中に入れた。家から持ってきた暖かいポタージュスープを飲むとまさに生き返ったように元気が出た。昼食をとった後さらに奥に進んだ。
 このツアーは大正池から田代池のコースなので、穂高連峰を真正面に見る河童橋まではコースに入っていないのだ。非常に残念。河童橋付近でぼ〜っと眺める穂高は最高なのに…。



六百山、雲の流れが早かったです



前日まで融けかかった雪が、昨晩積もったそうです

霞沢岳、こんなに険しい山をどうやって登るのでしょうか?

 穂高橋に着き10分ほどの自由行動。私は少しでも穂高連峰を見ようと急いで梓川の上流に進んだ。しかし天候が下り気味で、ガスが架かり明神岳しかよく見えない。5分ほど進んであえ無く断念し穂高橋まで戻る。橋の上から見る梓川上流の風景もまた趣があった。いよいよここから折り返し、時々名残惜しく後ろを振り向き振り向き歩いたがあっという間に釜トンネルの終点に着いた様な気がした。
 本当に名残惜しい!今度はゆっくりと明神池ぐらいまで行きたいものだ。でも今日のように天気が良くないと苦行のようですが…!天気が良くてよかった。



青空と綺麗な山々。最高の一日でした。



スノーシェードの切れ間から見えた氷の壁

水墨画のような大正池。また真冬の上高地に訪れたいです。