3年前の2月、ルートは若干違うが今回のように医王山の国見非難小屋を目指した事があった。その日は大雪注意報が発令されていて、私は当然中止になると思っていた。が、富山の福光の登山口に到着すると、以外に穏やかな天気だったので決行となった。結局非難小屋には5時間ほど掛かり、行程の後半には吹雪となり、必死の思いで非難小屋に駆け込んだ。
 3月19日前回の苦い思い出を完全に忘れさせるような素晴らしい天気の中、午前10時少し前福光町の登山口を出発。


富山の福光方面の町並み



山が綺麗でした!




目的地まで後2.6km


天気が良くて登りも気持ち良くスイスイ!
 前回のルートに比べると行程が短く、非難小屋まで3時間の予定。まだ時間が早いせいか、雪は硬くしまっておりスノーシューで快適に歩行。他のメンバー2名はカンジキ、1名は山スキー。
 気温も暖かく進んでいくと少し汗を掻く絶好のお散歩日和!福光の町並み、山々、青空等、最高の景色の中で私はデジカメのシャッターを押す機会が多く、ついつい遅れがちになる。時々雪の上に残る獣たちの足跡を見付け、色々想像するのもまた楽しい。獣たちはこの時期何を食べて生きているのだろうか?何も無い雪の上だけど生命力を感じさせる。



圧雪が2m以上の場所もありました!

ウサギの足跡でしょうか?

福光の町並みと山並み

 行程も半ばを過ぎるとマンサクの花が一杯咲いていた。先ず咲くからマンサク!植物に疎い私にとって、この時期じゃないとマンサクの木とは分からない。黄色い花が青空に映える。と、よく見ると赤い色のマンサクの花があった。ネット友達のKICIROWさんに「ニシキマンサク」と教えていただいた。沢山あるマンサクの木の中で、1本だけ赤い花が咲いていた。これは珍しいに違い無いと、シャッターをバシャバシャ切ったが、花自体が小さいという事と、風で枝が揺れた事でほとんどピントが合って無かった。残念!でもこれだけ一杯マンサクの花が咲いていると、今年は豊年満作間違いなしか…。

マンサクの花の盛りでした。




マンサクの花は春が来たのを知らせる花です!



今年は豊年満作でしょうか!

赤いニシキマンサクも見つけました
 午後1時、予定通り3時間ほどで非難小屋に到着。昨年の秋11月にキノコ狩りにきて以来だ。積もった雪が入り口の戸を塞いでいる為、小屋への出入りは窓からだ!小屋には薪ストーブがあり、火を付けると小屋全体が暖かくなる程強力なストーブで火の暖かさがありがたい。そのストーブの強力な火力を使って早速「牡丹鍋」の支度だ。鍋に入りきらなかった猪の肉をストーブの上で焼肉にしていただく。猪肉は初めて食べたが、印象として「少し硬いが味が濃厚」という感じで大変美味かった。少し前まで野山を駆け回っていた猪らしい。しばらくしてメインディシュの牡丹鍋も出来上がった。もちろんこの鍋も濃厚で美味しかった!「よくまあこれだけ担いで持って来たもんだ」と思うほどのアルコール類を飲みながら話が弾む!私はあまりアルコールに強い方ではないが、このような取り留めの無い話をしながらマッタリとした時間を過ごすのが好きである。

今日泊まる非難小屋

薪ストーブがありがたい

今日のメイン牡丹鍋

猪肉の焼肉です

   




非難小屋から見える福光の町

夜景が綺麗でした!

北アルプス立山方面をシルエットに日の出間近!



左端が剣岳。感動ものの朝焼けでした

 楽しい時間はあっという間で、10時頃に眠りについた。ところが2時に目が覚めストーブに薪を入れ、また眠りにつき、3時に目が覚めストーブに薪を入れ、また眠りにつき4時に目が覚め…。浅い眠りとストーブに薪の繰り返し。そうこうしている内に空が少し明るくなる。すると北アルプスがシルエットとなり少し明るくなった空に浮かび上がる。私はデジカメを持ち外に出て夢中にシャッターを切る。福光町の夜景と北アルプスのシルエット、赤と藍の空。感動で寒さも感じない。刻々と空の色が変化していく。午前6時ごろ遂に立山の右側から太陽が顔を出した。その後太陽が完全に昇ってしまうと、いつもの世界に戻ってしまったような感じだった!それから朝食を済ませ、着いた時と同じような状態に小屋を掃除し、そして春の気配を感じながら帰路に着いた!

日のでは午前6時頃でした



非難小屋も朝焼けで赤く染まってます




これぞ正しく春。フキノトウ

パンパンに張った木の芽


綺麗な日の出が見れて最高の山行でした!