7月30日 本来なら白山登山〜南竜ヶ馬場テント泊〜別山登山の予定だったが、明け方まで激しい雨が降り、この先の空模様を読めない中、しっかりとした屋根がある非難小屋で焼肉宴会するプランに急遽変更した。
 加賀禅定道(昔の白山信仰の登山道)を登り、加賀室跡(昔の宿泊施設跡)まで行き素晴らしいお花畑を見るというプランだ。もちろん途中の奥長倉非難小屋では焼肉宴会付きだ。その焼肉宴会のために男たちのリュックは肩に食い込む。最初のハライ谷取り付きから玉のような汗が吹き出る。この先非難小屋まで体力が続くのか?



ハライ谷取り付きはかなりハード



奥長倉非難小屋2階から見る夕焼け




暗くなるとローソクを立て引き続き宴会!



綺麗な朝日で今日の良い天気を予想されたが…!

   
 この日は私が所属する登山同好会総勢14名参加の大所帯登山。それぞれ体力にも差が有るし非難小屋まで約6時間の長丁場、登山初参加のうら若き乙女も居るし正直「大丈夫か?」と心配していた。ところが背負った荷物か重いのか、普段の不摂生か、この私が徐々に遅れ始める。時々綺麗なお花を見つけてデジカメで画像を撮り、少し開いた距離を縮めようと頑張る。この繰り返してペースを乱し徐々に後退。前の人が見えなくなったらもう諦め「その内追いつくか」と自分のペースをつくる。高度を上げ視界が少し開け笈ヶ岳が見え始めた頃集団に追いついた。檜新宮近くで水場「お壷の水」を求め少し下がる。この水を口にすると驚くほどの冷たさと、美味しさ。寄り道をした甲斐があった!登山道に戻ると他のメンバーは先に進んだ模様。残ったメンバーで非難小屋を目指す。


美女が神の怒りに触れ岩にされたという美女坂を登り、目の前に現れた百四丈の滝



「ハクサンコザクラ」がいっぱい咲いてました




高山植物を代表する「イワカガミ」

「ニッコウキスゲ」もいっぱい咲いてました!

 しかり場分岐を過ぎ、長倉山の山頂を踏み、ボロボロになって12時にようやく奥長倉非難小屋に到着。約6時間ほどの行程だった。非難小屋は2階建てのしっかりした感じの小屋だった。もう先に着いたはずのメンバーの姿は無く、一休みしてから加賀室に向かったものと思われた。最後に着いた5名にはもう先に進む気力が無く、ここでお昼を食べ序でに乾杯する事にした。その後非難小屋の2階に上がり横になって明日の事や、今後の登山計画など話しながら少しウトウトしていた。
 午後3時過ぎに加賀室に行ったナンバーが戻り、百四丈の滝の素晴らしさや、加賀室のお花畑の綺麗さをとくとくと説明した。この話しに刺激され疲れきって気力、体力の無くなった身体に鞭が入った。「あすは加賀室まで行くぞ」と気合が入り焼肉宴会となった。



石川の県花、「クロユリ」


   



「ハクサンコザクラ」の群生。まさに天国のお花畑!




ピンクが鮮やか「
ハクサンチドリ」



カラマツソウ(情報提供キッシーさん)



「ハクサンフウロ」 加賀室跡の中に沢山咲いていました。


 翌朝天気はまずまず。朝食を済ませ、必要なものだけリュックに詰め午前6時小屋を出発。昨日加賀室に行ったメンバーも「その素晴らしい体験をもう一度」と再度急坂に張り付く。美女が神の怒りにふれ岩にされたという美女坂を上るが、名前と正反対で登っても登っても急坂が続く。1時間ほどで登山道が平坦になり百四丈の滝展望台に到着。雄大な滝を眺めていると何だか空模様が怪しくなってきた。レインコートを着込んで加賀室を目指す。約30分で加賀室に到着。あまりにもの素晴らしさに言葉を失うほどだ。ガスが少し立ち込めるともはやこの世の風景でなく、まさに天国、天国のお花畑だ!この風景を思いっきり楽しみ記念撮影を済ませた頃雨が降り始める。かなりの土砂降り。


朝露で濡れている「チングルマ」



 この素晴らしいお花畑を堪能した後は下山するのみ!途中非難小屋に寄り残りの荷物を積み込み再度出発。午後12時檜新宮に到着し昼食を取る。このときまたまた土砂降りになり、おまけに頭の上で雷が鳴り始める。誰か神の逆鱗に触れる行いをしている者が居るのか、生きた心地がしない。でもしっかり食後のコーヒーまでいただき、午後3時少し前無事下山。下山した頃にはすっかり晴れていた。まあ雨の中を進むのも趣がありますが下山で助かった!これも良い思い出ですね!



随分山深いところまで来たものですね!

 

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