1月26日午前6時。医王山麓の道路上温度計が氷点下6℃を示している。目的の奥医王山頂939m地点ではいったい何℃あるのだろうか?医王山スキー場のゲレンデ整備用重機がけたたましく作業しているのを横目で見ながら、車を走らせると程なく見上峠に到着。ヘッドランプを頼りに身支度を済ませ、硬く締まった雪が積もる林道をトボトボと歩き始める。空はまだ暗いのにこれが雪明りと言うものなのか、辺りはほんのり明るいような気がする。
 6時40分医王の里に到着。もうヘッドランプも必要で無くなる。希望の丘を過ぎて暫くすると4WDのタイヤ痕も人の足跡も無くなり、予想より遥か手前でスノーシューを履くことになった。ここから先は孤独のラッセル。少しでも足が沈まないよう、かすかに残るスキーの跡をなぞる様に進む。



 西尾平休憩所に到着。ベンチに腰を下ろし少し休憩を取ろうと思ったがベンチがあまりにも冷たそうだったので、立ったままポカリスエットをひとくち、ふたくち!たとえ氷点下でも一生懸命に歩くと汗が出て喉が渇く。




 急に青空となりデジカメを取り出す。





 今日は風が無いのが唯一の救いでしょうか!




 誰の足跡も無い所に踏み入るという事は結構快感なんですよね。そうういえば昨晩荒れ模様だったのか獣の足跡を殆ど確認できなかった。




 遠くに夕霧峠の白兀ヒュッテを確認することが出来た。デジカメの目イッパイ望遠側で撮影する。まだまだ遠いですね!




 シラガクビで白兀山方向を撮影。今日は奥医王山頂と思っていたがこの地点で予定より遅れている。撮影に時間が掛かっている以上に誰の足跡も無い所を進むのは予想以上に時間が掛かる。まあ夕霧峠まで行き体力的にまた時間的に余裕があれば奥医王に登ろう!



 一旦日が陰るとモノトーンの世界!




 日が射すと細かく降る雪に光が反射し、さながらダイヤモンドダストのように輝いて見える。




 思っていた以上に道のりは長い。考えてみたら見上峠→シラガクビ→白兀山→夕霧峠の雪のコースは歩いているが今回の直接夕霧峠までの積雪時期コースは初めてだった。シラガクビから夕霧峠まで近いと思ってたのだが…。




 手袋を脱ぎシャーターを数回切ると指先が痛くなるほど厳しい寒さだ。




 滑らかで柔らかそうな感じが雪の魅力でしょうか!




 昨年暮に登った高尾山も何処かに有る筈ですが…。




 ヒュッテが目の前に姿を現した。ゴールが見えてなんとなくほっとする。




 奥医王の登山口。雪の無い季節だと山頂まで20〜30分くらい。この雪深さだと???大分体力も使い果たしたので今日はヒュッテで休んで帰りましょうか!見上峠から約3時間半の道のりでした。




 真っ白な雪の上に自分で描いたトレース。気分が良いですね!




 結局スコップが無いとヒュッテの引き戸が開かない状態で、仕方なく展望台で休憩でした。展望台ではアローザスキー場は見えても北アルプスへの展望は利かず残念。展望台はあまりにも寒く家から持ってきた熱いコーヒーをがぶ飲みする。お腹が空いたのでサンドウィッチをほうばるが、寒さでアゴの動きがギクシャクして食べ辛い。これは歩いていた方が暖かだと10分ほどで退散。



 アローザスキー場。といってもスキーをしている人は皆無で、みんなスノーボードだ。ハーフパイプを滑っている人たちはかなり上手だった。




 金沢方面。右上はキゴ山だろうか?




 時折見える青空と雪景色の融合は暫く寒さを忘れさせ足を止めてしまうほどだ!




 延々と私が付けたトレースが続く!




 最後にもう一度振り返り少し名残惜しい気持ちで帰路に着く。

 

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