3月に入り雪山遊びも終盤となって、今までとは違った山を体験したいと模索していた。条件として登山口までのアプローチがあまり遠くない所、体力的に3時間前後で登れる山で、素人なのでトレースがある事。山関係のHPを色々見ていると福井の取立山が条件にピッタリだ。アプローチは車で1時間、60代の方のHPでは山頂まで2時間半と書いてあり、人気の高い山でトレースもバッチリということだった。でも孤独を愛する私としては大勢の登山者と一緒に登りたくない。かと言って、あまり早く山に取り付いてラッセルするほど自信が無い。



 3月8日 考え抜いた結果AM8:00頃から登れるように家をAM6:30に出発。国道157号線沿いの東山いこいの森駐車場に車を止めると丁度4名のグループが登り始めていた。私も素早く身支度を済ませ先行グループの後を追う。雪の上のトレースはハッキリしていて、無理して先行グループに近づかなくても大丈夫と確信し、スノーシューも履かずにリラックスペースで雪の中を進む。



 後続の登山者が近づいてくると、わざとデジカメを取り出し風景を撮る構えをし先を譲る。視界から登山者が居なくなるのを待ってまた登り始める。まるで犯罪者のような登山スタイルに我ながら苦笑い!



 出発する前に一応登山関係のHPを観覧し積雪時期に登山した地図上のGPS軌道を確認。夏山シーズンとは異なり下の方ではかなりのショートカットで、900m付近の勾配がキツイ処で登山道をなぞりながらジグザグジグザグ。そのイメージどうりの登山道。



 視界が開けた所で休憩がてらにデジカメを取り出しシャッターを1枚2枚切る。




 標高が1000mに近くなると木々も少なくなり視界良好。尾根に出ると風も強くて冷たい。でも綺麗な青空が見え始め山頂での素晴らしい風景を期待してしまう。




 先を譲った方2名。その先に駐車場で見掛けた4名の登山者が居る。あれ途中であと2名に先を譲ったかな?




 かなりの急勾配。でも見ている分には綺麗ですね。でもあれを登らなきゃ!




 望遠でアップしてみる。実際この地点に立つと後を振り向く事に躊躇してしまうほどの傾斜だった。登る時はストックを短く持ち硬い雪に強く突き刺し、慎重に足を次のステップ位置に上げる。距離はさほど長くないがその繰り返しで私にとっての難所をクリアした。なんてたって高所恐怖症ですから(笑)




 白い雪は青い空に映えますね!




 後を振り向いても誰も登ってこない。孤独を愛する私としては静かでイイですね!急斜面を越えた辺りからツボ足での歩行が大変となりスノーシューを履く。




 山頂に近づくにつれ、段々と曇り空になる。時折雲の切れ間から太陽の光が向こうの山の山頂にだけ降り注ごうとしている。決定的瞬間を暫く待ち続けたが残念な事に願いが叶うことが無かった。




 平原のような開けた場所に出る。地図上で確認すると1200m付近か!




 AM11:00取立山山頂に到着。念のためにGPSで確認するが間違いなし!残念ながら白山が見えない。一旦山を下って先を進む4名はおそらく大長山を目指しているのだろうか?山頂から見ている分には割となだらかなコースで、時間を掛ければ私にも行けそうな感じだったが、確か数年前関西大学のワンゲル部が遭難した場所だったような…。



 薄っすらと白山の下の部分が見えるのだが…。




 雪山は柔らかな感じと、モノトーンのあっさりした感じが素敵ですね。




 デジカメで一通り撮影を済ました後、白山方向を見ながら雪の上に腰を下ろし昼ごはんを食べる。家から温めて水筒に入れてきたポタージュスープとコンビニのサンドウィッチ。ポタージュスープは口の中が火傷する位まだ熱々で、身体が温まってありがたい。近くで腰を下ろした単独の女性の食事がまた豪快で思わず見惚れていた。先ずフライパンで目玉焼きを作り(もちろん水を加え蓋をして蒸す程の本格目玉焼き)、次にトーストを2枚焼き、それに先程の目玉焼きを挟んでかぶりつく!ある意味凄く贅沢なランチである。



 食事を終えまた撮影するため辺りをウロウロと!




 暫く粘ってみましたがこれ以上青空や白く輝く白山は望めず傷心下山へ…。




 山頂の風景!食事をしている間に登山者が増えていました。




 12時頃山頂を後にする。下山途中にもかなりの登山者に出会う。やはり取立山は人気の山なのですね!




 スノボーのカッコイイお兄さんもいました。もちろんここはゲレンデじゃありませんよ!




 山スキーの登山者も数名いました。下りは羨ましいですよね!
 PM1:40無事下山。駐車場には溢れんばかりの車が。車を金沢に向けて走らせている途中の白峰で天気が回復し青空に、そしておまけに綺麗な白山が!外人ならここで「オーマイゴット」とでも叫ぶのでしょうか(笑)
 白山杉の子温泉で汗を流し、達成感と清々しい気分で家に向かった!


 

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