2/21AM6:00 福井県の取立山登山口東山いこいの村駐車場
 夜明けの白山をデジカメに納めようと前日の夜から車の中で待機。まあ待機と言ってもワンボックスカーの中で登山仲間と2人で降りしきる雪を見ながら鍋宴会。胃の中にとても詰め込める事が出来ない量の食べ物と飲み物で楽しいはずだが、降る雪の多さに気持ちが落ち着かない。この場所に車を止めてから既に20cmは積もっている。もうこれだけ降ると夜中の出発は無理と諦め、アラームをAM6:00にセットし就寝。
 翌朝アラームより先に除雪車の音で目が覚める。前夜からの降雪量は然程変わらないが、まだ雪がチラホラ落ちて来る。除雪車が作業を終え去ったあと、車から降り登山道を確認。もちろんトレースなんかはある筈もないし、一年前に登った私の曖昧な記憶と、初めの一歩からのラッセルを考えると登りに4時間以上かかるのは必至。ましてや今日は白山なんて望めるはずも無い。退散!





 翌日の日曜日 早朝に野暮用を片付け医王山に向かう。天気予報どうりの青空に引かれ、駐車スペースにはもう5〜6台の車が止まっている。「昨日がこんな天気なら良かったのにな」と恨み節を言っていても仕方が無いと、気持ちを入れ替えAM8:00に見上峠を出発。





 福井とは違って昨日はあまり雪が降らなかったようで、頑張れば医王の里まで車で登れましたね。20分ぐらいで医王の里に到着。心なしか空が曇ってきたような。午前中はお日様マークだったのに…。今年は晴れ男返上ですよね。





 獣の足跡がクロスしてますね!






 雪山は先行者が居ると居ないとでは移動時間が大きく違いますね。先行者は2〜3名でしょうか?前日の足跡もあるかもしれません。西尾平まで1時間。シラガクビまで1時間半。前回1/24大雪注意報が出ている中シラガクビで敗退した時の実に半分以下の時間だ。これなら体力が無い私にでも奥医王(939m)に挑戦できると、足跡の少ない夕霧峠を目指し歩を進める。




 シラガクビを過ぎ程無くスノーシューを履くと、雪に足が取られることなく快適に進めた。それならもっと早めにスノーシューを履くべきだった。移動距離が長くなればなるほどスピードに差がつくと今回の山行で改めて確信しました。これからはスノーシューを履かなくても大丈夫より、見た目が少し仰々しいが履いた方が早くて楽を選択する事にしました。
でも今日で今年の雪山は最後かな?来シーズンまで覚えてますように!






 奥医王方面!シラガクビから先は随分と夕霧峠が近いように感じますが、実際かなり遠いですね。






 先人の足跡は2名でしょうか?






 ここらで青空の画像が欲しいのですが…。






 青空だとブナの灰白色の木肌が一層映えるのですが!






 菱池の谷です。毎年お世話になっています。今年は詰める事ができるでしょうか?






 かなり奥医王が近くに見え始めました。そのカーブを曲がれば白兀ヒュッテが見えそうです!






 見上峠から2時間20分夕霧峠に到着。自分の住んでいる町から医王山を見上げれば、なだらかな二つの山の間の少し窪んだ部分が標高827mのこのポイントだ。
 いよいよ積雪時初挑戦の奥医王(939m)です。鳥居に頭がつかえるため右から回り込み急坂に取り付く。途中直登する足跡と右を巻くように進む足跡に分かれる。気持ち右側を巻きたかったがスノーシューはその幅ゆえに急坂での横向き歩行が困難。仕方なく硬く締まった雪をスノーシューで強く踏みしめ、ストックを短く持って強く突き刺し一歩一歩登る。時には近くの枝にしがみ付きながらゆっくり一歩一歩。どこかの山岳会のサイトに雪山で「怖い」と2度感じた時点で引き返すとあったが、私は3〜4度怖いと感じたかもしれない(笑)




 急坂をやっとの思いで登りきると杉の木の角刈りになった上部だけが、雪の中から顔を出していた。遠目からなにか観測機器でも設置されているのだろうかと見えていたのがこれだった。






 急坂を登り切るとあとは緩やかな稜線を進むだけ。2年ほど前に一度キノコ狩りで登った事があるが、どう登ったかはまったく記憶に無い。頂上には白兀山と同じような見晴台と医王権現のお社があった事だけは覚えている。途中先行者の2名とすれ違う。AM11:00いよいよ939m奥医王山頂に到着。見上峠から3時間。先人達の足跡のお陰だ!遠くに見えるは白山だろうか?山頂には小原尾根を下るスキーの跡がある。そうこうしている内に小原尾根から上がってくる登山者が!健脚ですね。




 辺り構わずデジカメのシャッターを切り、落ち着いたところでザックをおろして温かいミルクティーを飲む。最近山に登る時は必ず持つマイブーム。ゆっくり出来ない時や食欲の無い時、この甘めのミルクティーを飲むと身体が温まりまた頑張ろうという気持ちが湧いてくる。





 福光の街と山並み!






 傾いた医王権現のお社が雪の間から見えている。あまり近づくと穴に落ちそうなので少し離れたところから家内安全を祈願し、落ち着く暇もなしに帰ることに!






 山頂での積雪は1〜1.5mぐらいだろうか?丁度目の高さに鳥の巣が!カラスでしょうか?少し低過ぎやしませんか?





 ブナ林の中で障害物無しで山並みを撮れるポイントは少ない。奥に見えるのは北アルプスだろうか?






 北アルプス北方稜線方面。薄っすらと立山連峰が確認できるがデジカメには上手く納まらない。






 内灘方面。河北潟や日本海がボンヤリ見える。そういえば昔内灘の金沢医科大学病院から槍ヶ岳が見えるという記事を読んだ事がある。医王山は邪魔にならないのか?






 福光の街並み。ポツンポツンと離れて建っているのは富山独特のお屋敷造りでしょうか?






 白兀ヒュッテ。健脚の登山者は白兀山から夕霧峠、奥医王とやって来る。






 急坂を登りきった場所から白兀山、夕霧峠を望む!






 奥医王に向かう団体さん。左側が切れ落ちてるので、なるべく右側を歩きました、私の場合は…。






 医王山ファッション事情!
 金沢の街から近かく、割りとお手軽な山なのでいろんな登山者がやって来る。今日出会って大受けファッションをご紹介します。
 テンガロンハットにジーパン、ウォーキングシューズの粋なオジサン。そして少し腰の曲がったお婆さんの出で立ちがまた凄かった。赤頭巾ちゃんに出てくるお婆ちゃんのようなスカーフ、役場の職員のような腕抜き、酒屋さんのような藍染の前掛け、最後に紅い長靴。私の中で長靴で登ってくる人は只者ではないと思っている。以上医王山ファッションでした!
 今シーズンは医王山に三度登りまさに医王山三昧でしょうか!来シーズンも宜しお願いしますね。
 最後にお口直しに雪のバームクーヘンをどうぞ!

 

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