富山庄川鮎の旅

 6月29日梅雨の晴れ間に、友達夫婦と富山庄川まで鮎料理を食べに出掛けた。さすがに鮎シーズン始まりだけあって、予約を前日入れたのに午後3時まで空いていないとのこと。まあ他に予定も無い事だし、色々見学したり、温泉に入っても良いし、と思い庄川に向かった。
   
 金沢をかなりゆっくり出発したつもりだったが、午前11時頃井波町に着いた。そこで瑞泉寺に寄ってみる事にした。門前には井波彫刻のお店が並ぶ。瑞泉寺の建築技術がそのまま地場産業になったのかと、想像される。歴史には大変疎かったが、昨年NHKの大河ドラマ「利家とまつ」を見ていたお陰で、「佐々成正が謀反を起こした」と前田利家が書いた手紙を見て、妙に感激した。
  
 井波町を後にし庄川温泉郷に向かった。今日3時に予約した鮎料理の店もここ庄川温泉郷にある。食事の前にもう一つの楽しみ温泉に入ることにした。温泉には一応小さなこだわりがある。一つ露天風呂が無ければならない。二つ露天風呂から素晴らしい景色が見えなければならない。三つ硫黄の臭いがするとか、皮膚の表面が溶けぬるぬるになるような化学的根拠を感じられるようなお湯で無ければならない。最後に入浴料金が安い!しかし残念ながら今回入浴させてもらった旅館はどのこだわりも当てはまらなかった。
    
 少し早いと思ったが2時ごろ鮎料理の店に入った。すんなり席に通され、「いったい何のための予約だったんだ」と疑問に感じながら、3500円のコースを頼んだ。鮎の酢の物、唐揚げ、甘露煮、うるか、山菜の煮物、鯉のアライ、そば、そして天然鮎の塩焼き。特に天然鮎の塩焼きは小ぶりだが骨まで軟らかく、内臓の苦味と酸味が効いたタレが鮎を一層引き立てる。鮎の頭からかぶりつき、跡形も無く胃袋に納めた私を見て、妻や友達は「獣みたい」と言っていた。
 3年ほど鮎釣りから遠ざかっていたが、今年は行ってみようか!