へぼつり師大都会を行く

 ひょんな事からお盆の14日から16日東京と横浜に行く事になった。14日の夜金沢駅から特急寝台列車「北陸」に乗り、一路上野駅を目指す。いつの時代でも夜行列車は少し物寂しい雰囲気がある。今回はB個室で始めての体験。感想は一人旅ならB寝台より快適。家族4名の旅ならB寝台のほうが和気藹々として楽しいかな?
   
 朝6時過ぎに上野駅に着き、次ぎに新宿に向かった。東京は生憎の雨。しかも土砂降り。その嫌な雨の中を東京都庁を目指し歩いた。駅からは地下道を利用すると、雨に濡れる距離は以外に少ない。都庁に着くと公務員の方々が各部所へと足早にエレベーターに乗り込む姿を見、「15日は仕事のある日だ」と改めて気が付く。展望台に上がると、そこは雲の中であった。その時東京に「大雨洪水注意報」が発令された事が分かった。先が思いやられる。
   
 次ぎに向かったのが原宿。今回の目的は子供たちが原宿・渋谷で買い物して横浜に宿泊し、翌日横浜の元町で妻が買い物し中華街で食事をするのが主な目的だ。原宿も当然雨・雨・雨!!!100円ショップで買った傘が頼りだったがそこはそれ「釣り師で山師」足元はゴアテックスのトレッキングシューズ、Tシャツはクールマックス素材で最低限の雨対策は万全。これでゴアテックスのレインウェアーとザックを担げば「モーゼの十戒」の如く、人々が左右に分かれ道を開けてくれたに違いない。
   
 相変わらず原宿は町全体の彩りが派手で目が痛いほどだ。渋谷に着くと109が何処からか湧いて出てくるように、人・人・人であふれている。金沢にも109があるが比べることが無意味なくらい、いやいや殺人的量と言うべきか!人…!子供と妻が買い物をしている時間私は二十数年前4年間過ごした町を訪ねた。場所は渋谷の近く。住んでた下宿は既に無く表札を見ると大家さんの息子さんが家を建て替え住んでいるようだった。町はかなり変わってはいたが、二十数年前と変わらないお店もあり、少しほっとした。
   
 それぞれが自分の目的を遂行し、夕方渋谷で合流し横浜に向かった。。私の学生時代なんかは言葉の行き違いで、少し待ち合わせの場所がずれていたり、時間が少しずれていたら、渋谷では永遠に会う事が出来なかったが、今は携帯電話のお陰で便利な時代になったものだ。
   
 横浜も渋谷に負けず劣らず人が湧いていた。山で歩き回るのも、大都会で人をかき分けかき分け歩き回るのも、同じくらいのエネルギーの量かも知れないが、疲れ方が全然違う。駅の直ぐ側のホテルで正に泥のように眠った。
 翌日横浜を満喫し金沢にはもう直ぐ日付が変わる頃到着した。子供たちはそれぞれに満足していたが、やはり都会より山、渓、海などが性に会っている事を再確認した旅であった。