里に近い渓流や林道整備のお陰でアクセスが簡単な渓流の岩魚は、私のようなへぼつり師では釣り上げるのは容易な事ではない。挙句の果てには「この渓流には岩魚が居ない!」と宣言までしてしまう。ところがこんなへぼつり師でも条件さえ整えば嘘のよう「岩魚が居ないはずの渓流」で良型が釣れてしまう場合がある。





 9月19日(月)午前5:15 三連休の最終日秋雨前線の影響で土曜日まで雨だった。前日の日曜日は予想していなかった好天。「あ〜ぁ釣りに行ってれば良かった」と嘆いても後の祭り。連休最終日は予想していた雨。車止めに明るくのを待っていると風が強く雨脚も強い。












 完全に夜が明けてから、車を降りて釣り支度を済ませ川に向かう。川の状態は予想に反して水量は少なく濁りも入っていないので、少し気落ちし上流に進む。30分位で竿を出すがたまにアタリがあっても食い込まず。やはり昨日も釣り人にプレッシャーを掛けられたのか警戒心はすこぶる強い。





 いつもの竿出し地点、全行程の3分の2ぐらいのポイントに近づくとやがて良型が釣れ始めた。雨の日の良い点は私のようなへぼつり師でも竿がしなるという事。雨の日の悪い点は画像がなかなか撮れないという事。使用しているのが防水デジカメじゃ無いので壊れる覚悟をしなければならないのだが、レンズに少しカビが入っているのでその覚悟はある。でも簡単に壊れては勿体ないのでジップロックに入れながらの撮影で疲れる。また雨の日は光量不足で手振れがおきやすい。



 最後に雨の日の悪い点のもっとも怖い事。林道や仙道などエスケープロードが無い渓流では雨の量が多くなると鉄砲水や、それに至らなくても帰るのに一苦労する場合がある。以前はそんなに怖さを感じなかったが、最近の雨の降り方は半端ではない。「ゲリラ豪雨にでも遭ったら」と考えると遡行に躊躇してしまうのが現状だ!





 ゲリラ豪雨の恐怖と裏腹に良型が釣れウキウキ状態!














 落ち込みのA級ポイントを探る。先ずは深場に餌のドバミミズを入れるが反応無し「今日は駄目か!」と、ついでに落ち込み直下の白く泡立つ浅瀬を探る。糸が止まる…。根掛りか釣れているのか確認するためにそっと竿を立てる。糸が若干横に移動する。「これは大物が掛かっている」完全に針掛りさせるために慎重にやり取りし、やがてアワセを入れた。



 
 アタリがあってから針掛りまでかなりの時間を要した事で糸の状態に不安を感じ、強引に水面に浮かし姿を見る。「デカイ!」足場は水面から1mほどの岩場。一旦岩から降り、回り込んで川に出て玉網ですくうか!イヤイヤ時間が掛かる上何度も糸にテンションが加わり切れるかも?それより一か八かイッキに抜き上げる!次の瞬間竿が激しく頭上の木の枝を叩く!




 暫くは放心状態。以前釣り落とした針が付いたままの岩魚を直ぐに釣り上げた経験があるので、再度同じ場所に餌を投入。でもそんな事は2度も無い。






 傷心状態でその場を諦めその上流を探ると立て続けに三度竿がしなった。







 まだ全行程の3分の1ほど残っていたが、雨の状況に不安があったので納竿することに!これから先はさらに大物が期待出来ただけに何度も「これでイイのかと」自問自答。下り始めてふと気が付くと川の流れが笹濁りになってきた。「人生最大の間違った決断だったのでは?」と、大袈裟な思いと大物を釣り落としたショックとで足取りが重い。





 雨が小降りになったところでツルニンジンを撮影!







 ツリフネソウとキツリフネ!







 結果的に雨は止む事はなかったが、されど強く降ることも無し。絶好の大物を釣るチャンスだったかもしれない!







 最近渓流釣りに対する意欲が薄れ、もうそろそろ引退しようかと思っていたが、おそらく今日シーズン最後の釣行で悔しさを残して辞める訳にもいかない。来シーズンは渓流シューズを新調して頑張ろうと決意して終了!!!


 

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