前日の土曜「今年最後の渓流釣り」と決めていたのだが、金曜日の強い雨で一日延期となった26日(日)午前6時、私はとある渓に立っていた。
 最近毎日のように熊出没のニュースが報道されており、妻は「何でこんな時期にわざわざ熊が出る所に行くの?もし襲われたら世間に恥ずかしい!」と嘆いていた。今年は記録的な猛暑と度重なる台風到来で、ミズナラなどの木の実が少ないらしい。熊も生きるために人里に下りて来るのだろう。

少し大き目の毛鉤に食いついたヤマメ





秋になるとパーマークがくっきりしてくる



毛鉤にかぶりついた岩魚を水中撮影

まずまずサイズの岩魚
 8月の下旬テンカラ釣りでわりと良い目に合い、「今年最後の渓流はテンカラで」と決めていた。沢に降り立つと、妻の言葉が脳裏をよぎる。「熊に襲われたら世間に恥ずかしい!」と言う言葉が…。水が流れる音以外静寂な渓の中で、思わず爆竹を派手に鳴らした。こんな事は滅多にしないのだが、家族を敵に回すわけにはいかない。
 いよいよテンカラ竿を振る!しかし8月の下旬のように魚の反応があまり無い。前回のテンカラの時は直ぐに釣れたのに。金曜日の雨で水量はまずまずなのに?先週は祝日などの休みが多く、釣り人が引っ切り無しに川に入ったのか?


チョッと悲しい感じの岩魚






渓から林道に戻る途中見つけた大木

ダイモンジソウがいっぱい咲いていました!

 それでもポツポツとヤマメや岩魚が姿を見せてくれた。釣れる瞬間が見えるせいで大変エキサイティングだ!光の加減で川の中が良く見える事があるが、魚が毛鉤の近くまで寄ってきて、そのまま岩陰に隠れるシーンを何度か確認できた。「う〜んかなり見破られているな」大雨で餌が豊富に流れてきて、お腹が満腹状態なのか?毛鉤を状況に合わせて交換するほど毛鉤のバリエーションが無い。毛鉤を見に来る魚が全て釣れれば大漁間違いなしなのだが…。私のような「にわかテンカラ師」にとって、冷静な判断ができる魚を釣り上げる事は難しい!

名前が良く分かりません

川付近にいっぱい咲いていました

白くて小さな花でした

6月頃見るアザミに比べ色が藤色でした
 程々に遊ばせて頂いた午前10時、いよいよ納竿する事にした。最後の釣行で大釣りすると来年の解禁日が待ち遠しくてたまらない。「釣果は程々で充分」と、自分に言い聞かせる。
 川をしばらく下り続けるとダイモンジソウが所々に咲いているのに気付く。昨年までは気が付かなかった。こなに綺麗な花が川の流れの直ぐ側に咲いていたなんて。昨年までは魚だけ見ていて、渓を見ていなかったのかもしれない。本当の意味で渓流を楽しんでいなかったのかもしれない。気が付いて良かった!
 それじゃまた来年も宜しく!
 




ススキの原っぱ。もうすっかり秋ですね!






秋の空ですね


渓の魚達よ思い出を有難う。そして来年も宜しく!