5月14日午前4時、白峰の国道沿いにある温度計が5℃を表示している。5月も半ばだというのに冬に近い寒さだ。久し振りの林道を車体を大きく揺らしながらゆっくりと渓へ進み、徐々に明るくなってきた頃に本日の目的地に到着。車から降りて早速釣り支度に取り掛かるが、あまりの寒さで身震いし、思わずレインウエアを着込む。その上からフライベストにリュックを背負えば、動きもギクシャクするほどの重装備。違和感を感じながら川に降下する。川に降りてみると想像以上の水量で、川いっぱいに水が流れている感じ。ポイントらしいポイントが見当たらない。


本日唯一の一匹




朝早いと、つぼみの状態ニリンソウ

尾びれをアップすると意外に綺麗ですね!





岩魚の目!

今日は寒くて岩魚の活性が低かった
 竿に仕掛けを準備し流れが落ち着いている場所を探し、餌のミミズを流して見る。反応が無く餌のミミズがそのままの形で虚しく戻ってくる。私のウェーダーはキャンバス地のようにかなり分厚く、早春の渓流でも冷たさなんてあまり感じないのだが、今日は特別の日らしい。じっと水に浸っていると芯から冷えてきて、足の動きが悪くなり川の中でよろける事もシバシバ。こんな時には悪い事が重なるもので、何度も根がかりが…。その度に川の中ほどの流れの強いところまで、決死の覚悟で根がかりを外しに。深いところまで入るので尚一層身体が冷え、足がもつれてアタリ無しで、またもや根がかり。これが悪循環というものか?それでもたまに、ゆったりとした流れの中でかすかなアタリが有ったが、活性が低く直ぐに餌を離してしまう。


リリースした後、疲れてじっとしていた岩魚



5月でも雪が所々にありました

本日唯一の一匹はグラビアアイドルのようになんカットも撮影しました

 今日の行程も後半、大きな倒木で川が堰き止められ天然のダムになってる場所がある。毎回この場所でまずまずサイズの岩魚やヤマメの顔を見ているので慎重に探り、少し場所を移動しては更に慎重に探って見た。その時竿先がグググッと押さえこまれ、タイミングを計りあわせを入れた。なかなかの引きと逆光で魚体がキラリと光ったのでヤマメかと思ったが、水面に現れたのは魚体が少し白っぽいまずまずサイズの岩魚だった。なかなか釣れなかった事と、「これから先もあまり望めないかも」という気持ちがあり、この貴重な一匹をグラビアアイドルの如くあのポーズに、このポーズ、角度を変え、露出を変え、何枚も何枚もデジカメのシャッターを切った。


まだカタクリの花が咲いていました


エンレイソウの花


ニリンソウの花が群生していました
 予想通り岩魚はこれっきりで、今日の行程の終点に到着。少し不完全燃焼だが今年は雪が多く、いつもの時期より山菜も山野草も渓流魚も遅れ気味!「まあこんな日もあるさ」と気を取り直して、川伝いを下り山野草をデジカメに収めながらゆっくりゆっくり帰路に着く。ニリンソウの群生があったり、エンレイソウを見つけたり、遅めのカタクリの花があったり、崖の上に赤いシャクナゲを見つけたり。山菜はコゴミと山葵の葉がいっぱいあったが、今年もう既に何度か食していたので採らずに下山。
 天気も良くて綺麗な山野草も沢山見れたし、今日はこれで良し!(岩魚はちょっと残念)




今日は水が冷たく多かったです

新緑が眩しいくらいでした

大きな木は何かが宿っているような雰囲気がありますね