4月21日午前4時半過ぎ、道路沿いの温度計が14℃を表示している。この時期にしては異常の暖かさ。天気予報は雨、遡行途中に土砂降りにならなければよいのだが…。今日入る渓は2年前初めて入渓し、魚影が薄く1匹しか釣れなかったという苦い思い出の残る渓である。しかし昨年知り合いがこの渓で34cmの岩魚を釣り上げたという情報を入手し俄然ヤル気満々。まだ薄暗い中釣り支度をし、何の変哲も無い平川を暫く進むうちに明るくなる。15分ほど歩いた後竿を出すが2年前と同様アタリが無い。川の勾配が上がり2〜3度アタリを感じたが餌に対して執着心が無いようで、一旦口から離した餌には二度と咥えようとしなかった。「果たしてあれは岩魚だったのだろうか」と疑心暗鬼。





岩魚が居ない渓だと思ってました






たとえ1匹でも釣れると、ホッとしますね(笑






今日は水に浸かっていても全然冷たく感じませんでした!






体長の割には重く感じました!



 もう釣りに対する集中力が切れ掛かった時、目の前に小さな滝壺が現れた。その滝壺には障害物となる木が沈んでおり、本来なら絶好のポイント。半分諦めモードで竿を出すと明確なアタリが手に伝わり心臓の鼓動が早くなる。「ここで逃がすと大変だ!慎重に慎重に」と自分に言い聞かす。竿が一段としなった瞬間アワセを入れる。「掛かった!重い!これは大きいかも」と岩魚を浮かせようと竿を立てるか否か竿の2段目が折れた。最初事態が飲み込めなかったが我に戻り「まだ2回しか使ってないのに」「カードの支払いがまだ終わっていないのに」と気分が奈落の底に落ち込む。と、川に浮かんでいる穂先を回収し、ゆっくりと静かに糸を手繰り寄せる。どうやら糸の先は水中の小枝の中にあるようだ。そ〜っと糸の先に手を伸ばすと柔らかでぬめりのある魚体に触れた。「良かった!」慎重に掴み玉網の中に放り入れた。




ニリンソウの群生が綺麗でした






不思議な事に雪を見ませんでした。この時期にしては珍しいのでは?






キクザキイチゲはもうそろそろ終了でしょうか!






小雨が降っていましたが合羽を着るほどではなかったです






ウグイス、ミソサザエのさえずりが心地良かったです!






ミヤマカタバミの群生も雨に打たれて萎み気味






ピンクのこれもミヤマカタバミでしょうか?


 針掛りしたときの感触から尺かと思ったが、玉網に納まった岩魚は予想に反して27〜28cmと言うところだった。デジカメで画像を思いっきり撮り滝壺に見送った後、満足感と竿を折ったショックを同時に味わう。その後小さ目のを数匹釣り上げるも、相変わらず魚影は薄し。周りを岩盤に囲まれた滝に遭遇し、空身で滝を巻いてその先を覗いてみるとまた滝があった。地図上では積めると林道が見えるはずなのだが、この滝がどの地点か分からなかったのでここで納竿。
 帰りは小雨の降る中のんびり下山。昨日のものか山菜採りか?岩魚釣りか?スパイクシューズの足跡がクッキリ確認できる。至る所に太いコゴミが出ているが今年はもう数回食べているので今回は無視。キクザキイチゲももうそろそろ終わりで、代わりにニリンソウの群生が雨に打たれていた。



今日も尺岩魚に会えませんでした






竿が折れたのは残念でしたが、岩魚に会えて気分最高!






この滝で納竿でした!





ニリンソウの群生が多く、ニリンソウの渓とでも呼びましょうか!

 

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